AIは木材市場に馴染むのか

同じIT技術ではあるものの、従来の人間が入力したデータに基づいて予め定められたアルゴリズムに則って処理が行われる方法とは異なり、システム自体が自ら考え柔軟に処理を変更し実行していくのがAIです。
AIはインターネットの次なる産業革命であり、各産業で既に実用化され効率化が行われているのですが、日本との相性に優れていて抱えている問題を解決させられる救世主になるとして注目度が高まっているのが木材市場です。
日本は国土の7割を森林が占めているという木材資源に恵まれた環境下であるのにも関わらず、木材市場は決して大きなものであるとは言えず、むしろ存続が危ぶまれる程衰退しています。
原因は日本の木材市場を取り巻く環境が大きく影響しており、中でも社会全体の少子高齢化や、若年層を中心として林業などの体力的に辛く危険性も伴う仕事が敬遠されている事です。
少子高齢化になれば仕事に従事する労働者の絶対数が減少するので木材市場にも影響を及ぼすのは言うまでもないですが、木材市場において見逃せないのが目利きのベテランが現場を離れてしまう様子です。
木というのは一見すると伐採に適した大きさと太さにまで成長していたとしても、実際に伐採してみると中が朽ち果てているなどして製品化させられない場合が少なくありません。
たった一本であっても木を伐採するためには大きな負担と長い時間、燃料を必要とするため伐採した木がことごとく製品化させられない木であると、負担と出費ばかりが蓄積し非常に非効率的です。
そこでAIを導入すると長い年月にわたって現場で活躍してきた目利きのベテランでなければ判別がし難い伐採に適した木を示してくれるので、たとえ木材市場に入って間もない方であってもピンポイント的に製品化に適する一本が伐採できます。
そうした様子から木材市場にAIが馴染むのは必至ですし、伐採した木々を運搬するシーンでも森林を縦横無尽に駆け回り、適地に運搬するAIの自動運転車が活躍します。