ミャンマーの木材市場の現況(2018)

ミャンマーの木材市場において世界中に対して輸出される木材の絶対数は決して多い方ではないものの、利益率が高く安定的に推移しているのはミャンマーにて行われている丸太輸出規制が関係しています。
以前のミャンマーの木材市場で見られたのは伐採した丸太を次々と他国に向けて輸出していくという様子ですが、丸太輸出規制が行われてからは上質な木質や建材、家具に仕上げてから輸出させるという方針に変更されたため、輸出の絶対数は減ったものの上質さを求める方々からの安定的な需要により現況のような、ミャンマーの木材市場を活性化させる直接的なきっかけになっています。
もちろん、日本もミャンマーの木材を大量に輸入しているため木材市場の活性化に一役買っている事になりますが、日本も世界的に見ると優れた木材が手に入る環境下であるのにも関わらず、あえてミャンマーから輸入するのは得られる木材が長時間経過しても劣化し難いという特徴があるためです。
元来上質な木材ですが規制が行われるようになってからは尚一層手がかけられるようになり、150年から200年が経過した成熟樹のみを使用している上、伐採を行う3年もしくは5年前の段階から周囲に対し切り込みを入れて水分を抜いているため、根本的に得る事が可能な木材の質感が全く違うものになります。
伐採をしてからも切り出しや製材、自然乾燥や人工乾燥、製品加工といった施しを行うためお客様の元に届けられるまでには6年から7年もの歳月を費やしています。
こうした徹底した作業により製品化された後も樹齢と同じく150年から200年は劣化せずに使用し続けられるので、家具や建材の他に寺院や宿泊施設の床材といった取り分けて上質さと丈夫さを要する環境にて採用される事例が多いです。
また、通常の木材であれば加工の段階でオイルを注油するといった作業がありますが、ミャンマーの木材の場合は注油は行われず独自の天然オイルを活かしているため、たとえ長期間水に触れる場所に使用しても無問題ありません。