ルクセンブルクの木材市場の現況(2018)

ルクセンブルグは、西ヨーロッパに位置する立憲君主制国家で、南にフランス東がドイツ、ベルギー・オランダと併せてベネルクスと呼ばれています。EUの加盟国で国土の大部分を丘と低い山地が広がっています。欧州圏でビジネスを展開する世界企業にとって魅力的な立地条件になるのです。ルクセンブルグは、先進国の中でも特に税率が低い国であり、数多くの海外企業の誘致に成功しています。その税負担の軽さから20年以上連続で一人当たりGDPが世界一という富裕国として知られています。金融センターとしての側面も持っているのです。

 

ヨーロッパの豊富な木材の産地に隣接しており木材市場の現況も活発に推移しています。EU諸国内における自由貿易の恩恵を受けて資材が集まりやすいのが原因となっているのです。最近は、需要と供給の関係でルクセンブルクの果たす役割は大きくなっています。その原因は、東ヨーロッパやアフリカ諸国の木材の乱獲への批判の高まりがEU諸国の間で厳しくなり今までのような素性のわからない木材の取引に慎重になっているという背景があるのです。このためEU加盟国内の市場をリードしてきたルクセンブルクの存在が明確になってきています。木材の乱獲は世界各地で自然災害などのリスクを抱えることになります。もともと素性のしっかりしているヨーロッパで算出される木材を利用したいという需要が高まっているのです。また、世界の木材市場で問題になっているのが中国の木材に対する旺盛な購入意欲になります。中国では、鉄筋コンクリートのビルの内装には良質な木材を利用するためヨーロッパの良質な木材を欲しがっているのです。世界中の木材市場で購入を加速しておりその影響はこの国の市場にも強い影響を及ぼしています。

 

ルクセンブルクは、小さな国ですが中継貿易で大きな恩恵を受けています。他のヨーロッパ諸国とは違った富裕国になっているのもその制度を利用している面があります。日本の企業も支社を設けてヨーロッパの取引を行うための拠点となっており、輸入木材の輸入国でもあるのです。