モロッコの木材市場の現況(2018)

モロッコの木材市場の現況は国土の殆どが森林であることを活かして、積極的な輸入を行っています。特にコルクはワインの生産が積極的に行われている、イタリアやフランスなどに輸出されるようになっています。もちろん生産できる木材は他にもあり、オークや杉に加えオリーブやナツメなど非常に幅広いです。そのため現況ではモロッコの木材市場は積極的な輸出が行われており、国内で取引されている木材の価格はヨーロッパ諸国のものよりも比較的安価です。ただし、現在のモロッコでは木材市場に投入できる森林の数が減ってきており、このままでは森林がなくなり砂漠化してしまうことが予想されています。その問題に対処するためにも政府が主導となって森林の保護や植林活動を推進しているのです。ヨーロッパ諸国では酸性雨による森林の減少が深刻化されていますが、それによる輸出量の増大によってモロッコは森林の減少が深刻化されています。モロッコでは工業化で気候の変動はほとんどなく、森林の生育状況も良好ですが、生産量の増大による伐採の過多が深刻になっているので植林が追いついていない状態です。そのため、今後もモロッコの木材の単価が値上げされていくことが予想されます。もっとも、政権が変わってしまうと植林を行わなくなる可能性も考えられます。モロッコの主要産業は鉱物資源や再生可能エネルギーなので、政府が環境保護を無視してそれらの産業を発展させていくと、いずれは木材の輸出が不可能になる恐れもあるのです。そのため、なるべくモロッコの木材のみに依存した輸入を行わないようにすることが重要になります。林業を行っている従業員の数も年々減ってきており工業化が進んでいるので、再生可能エネルギーを推進しているとはいえ、近い将来酸性雨や有毒ガスなどにより森林の壊滅的な被害も予想されるでしょう。以上のことから、現況の木材市場は良好であると言えますが、森林地帯の減少や林業の従業員の減少によって規模は縮小傾向にあります。